Creators' Talk
kamikene
Yasushi Kajikawa
Oak-to-all-relations
Toshinori Kondo
groovisions
Kuniyuki Takahashi
Daisuke Oguchi
THE NORTH FACEを知るクリエイター達へのインタビュー
Hiroshi Ito
interview
引き続き、groovisions代表の伊藤弘へのインタビュー。前半ではグラフィック全般について話を伺ったが、後半では、昨年開催されたTHE NORTH FACEによるエキシビション『DO MORE WITH LESS』の話から始まった。創設40周年を記念したこのビッグ・イベントのディレクションとデザインを手がけ、それを通して感じ得たTNFの世界観とはどのようなものだったのか。 また、自然やアウトドアへの関心などへも話は及んだ。
THE NORTH FACEの40周年記念展『DO MORE WITH LESS』のデザインを担当されましたが、具体的な内容を教えてください。
HI:まず、展示会場全体のアート・ディレクション、そしてロゴやポスターなどのヴィジュアル・デザイン、ボトルやトートバッグ、Tシャツなどのグッズ・デザインです。
『DO MORE WITH LESS』のコンセプトと、その設定までの経緯を教えてください。
HI:Buckminster Fullerの思想とシンクロしていたTNF40年の歩みを、デザイン・サイエンスというキーワードを軸に構築する作業から、こうしたコンセプトが設定されました。
TNFとの仕事を通して感じた、TNFの理念はありますか?
HI:なによりも、自然や環境に対するリスペクトと、アウトドア・フィールドでの実践や体験から導き出される成果が全てのスタートになっていることに大きな感銘を受けました。
それをデザインに反映するために、どのような点を心がけましたか?
HI:無駄なく、明快、そして謙虚であること、かもしれません。
実際の展示風景をご覧になっていかがでしたか?
HI:実際には当初の予定よりも広く会場を使うことになってしまいましたが、そのおかげで非常に見やすく、抜けの良い展示になったと思います。そして、梶川さんの作品はやはり圧倒的でした。
伊藤さん自身もトレッキングなどをすると伺いましたが、自然への関心が高まったきっかけは何ですか?
HI:遡れば、小学校時代のボーイ・スカウトからでしょうか。特にアウトドアのアクティビティに熱心というわけではなかったのですが、シンプルで機能的なギアには常にかなりの関心を持っていました。TNFの方々と2月の赤岳を登る機会を設けていただいたのですが、それは体験としてとても大きなインパクトがありました。
自然から受けるインスピレーションや、自然の中で生まれたアイデアがデザイン制作に結びつくことはありますか?
HI:特に具体性はないのですが、自然に対する心地の良い感情や、畏怖、どこか深い記憶とリンクしているような説明の難しい部分などは、ベーシックなところでアイデアのソースになっているのかもしれません。
自然の中でないと得られない感覚はありますか?
HI:やはりそれはいろいろな意味での圧倒的な大きさでしょう。人間もその一部であり、また、生かされているといった感覚かもしれません。
今後、TNFへ期待すること、また、一緒にやってみたい企画などがあれば教えてください。
HI:「green is good」の活動などもお手伝いさせていただいているのですが、とてもやりがいがあります。ギアなどもぜひ手がけてみたいですが、なによりもまた、山にくっついて行きたいですね(笑)。
次回は2010年1月下旬に公開予定です。
ご期待ください。


























